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2013 年度 実績報告書

高度道路ネットワーク環境における図形情報板のあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23560623
研究機関大阪大学

研究代表者

飯田 克弘  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70222809)

キーワード図形情報板 / デザイン / 高速道路
研究概要

本研究は,ドライビング・シミュレータを用いた室内走行実験を通じて,高速道路の図形情報板デザインの統一性に関する検討を行なうことを目的とし,平成23年度:図形情報板単体のあり方に関する検討,平成24年度:図形情報板とその前後に設置される標識との関係性把握,平成25年度:研究成果の一般性検討と総括を年度ごとの目標とした.
平成23,24年度とも目標に合致した成果を取得しているが,図形情報板デザインに対する道路利用者(実験被験者)の意向・要望が非常に多様であることも同時に判明している.そこで平成25年度は,この多様な意向・要望に合致した図形情報板のデザイン方針を検討することで,一般性のある研究成果を示すとともに,3箇年の研究を総括することとした.
まず,先行研究で実施した実験時に,被験者にヒアリングした図形情報板全般に関する要望を整理し,既往研究・事例を参考に,対策の必要性および実現可能性の観点から3つの利用者要望(レイアウトの整理,情報量の削減,時間情報に併記する地点名称の工夫)を抽出した.次に,利用者要望に基づく図形情報板の情報表記方法を考案し,先行研究で対象とした,名神高速道路(上り)草津JCT手前の図形情報板に適用することで,複数の図形情報板デザイン(代替案)を作成した.そして,この代替案を投与刺激とする室内走行実験を行い,先行研究で提案した手法で評価した.その結果,情報量の削減という要望に基づき,選択した路線から再分岐する路線の行き先表示や,図形情報板内に形成される閉空間を構成する路線のうち所要時間提示地点に接続していない道路線表示など,削除可能な情報は削除した場合,図形情報板の機能が向上し,利用者に支持されることが明らかになった.この結果をもって,3箇年の研究を総括した図形情報板デザインを提案した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 交通量の変動が視認・判読に与える影響を考慮した路面標示デザインの検討2013

    • 著者名/発表者名
      飯田克弘, 梶原雄哉, 日笠 誠
    • 雑誌名

      交通工学研究発表会論文報告集

      巻: 33 ページ: 160-165

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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