赤外線サーモグラフィから得られる温度画像を用いた車両の位置と動きを検出する手法1と手法2の2つの手法を提案した。手法1は降雪濃霧の視界不良環境を含む4つの異なる環境下で高精度に車両を検出することができた。手法2は、手法1では検出精度が低下する画像に対して高精度に車両を検出できた。これら2つの手法を組み合わせることにより多様な環境下で車両を検出できる。2つの手法から得られる情報を用いた道路交通流自動監視手法を提案し、その有効性を示した。これによって、車線毎の自由流と渋滞流の区別ができる。さらに、車両事故、故障車両、違法駐車のような突発事象の検知が可能となる。
|