• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実施状況報告書

社会的疎外と地域公共交通サービスの関係性を評価する指標の開発に向けた基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23560638
研究機関香川高等専門学校

研究代表者

宮崎 耕輔  香川高等専門学校, 建設環境工学科, 准教授 (60469591)

研究分担者 谷本 圭志  鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20304199)
土井 健司  香川大学, 工学部, 教授 (10217599)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード地域公共交通 / 社会的疎外 / Quality of Life
研究概要

本研究は,地方都市ではすでに直面している世界最速の高齢化や人口減少に対応することを目指し,安全で質の高い社会や国民生活の実現に向けて重要となる社会的疎外(Social Exclusion)を排除する方法として,地域公共交通サービスに着目し,地域公共交通サービスの整備によって,社会的疎外がどの程度排除できるかを把握できる指標となりうるアクセシビリティ指標を開発することを目的とする. 今年度は,「1.地域公共交通サービスが社会的疎外に及ぼす影響メカニズムの定性的整理」を行い,「2.生活の質を考慮したアクセシビリティ指標の概念整理」「3.社会的疎外と地域公共交通サービスの関係を評価するアクセシビリティ指標の開発」に着手した. そのために,代表者と分担者の間での研究実施の方向性と情報の共有を行うことを主な目的とした電子メールや電話,あるいは学会等の機会を利用して随時情報交換を行った.日常的な情報交換においては,代表者と分担者による既往研究レビューや自らが関わる事例についての報告および研究課題等についての情報交換がなされた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究代表者・分担者が持ち合わせている既往研究成果から,本研究課題を遂行するにあたって留意すべき事項等に関する知識の共有が可能となり,地域公共交通サービスの及ぼす効果について継続的に収集・検討できる状況を整備できたため.

今後の研究の推進方策

昨年度の研究成果を踏まえ,引き続き,「2.生活の質を考慮したアクセシビリティ指標の概念整理」「3.社会的疎外と地域公共交通サービスの関係を評価するアクセシビリティ指標の開発」を進めるとともに,「4.地域公共交通サービスが地域の魅力向上に資する効果の定量的評価」についても着手し,これらの知見を得るべく,研究活動を行う予定である. また,昨年度の研究成果については,各種学会等で公表するとともに,各種学会等において研究情報収集を行う予定である.

次年度の研究費の使用計画

昨年度の研究成果等の発表のための学術論文の投稿料や,学会への参加費ならびにそのための旅費を考えている.また,研究を快適に遂行するために必要となるパーソナルコンピュータおよび周辺機器等をはじめとして,プリンタートナーなどの消耗品などに使用する予定である. また,研究作業補助による謝金の支払い等も予定している.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 社会的疎外と公共交通のサービス水準との関係性に関する一考察2011

    • 著者名/発表者名
      宮崎耕輔,中村亮甫
    • 雑誌名

      第31回交通工学研究発表会論文報告集

      巻: 31 ページ: 447~450

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 複数の集落による地域公共交通サービスの計画支援に関するゲーム論的研究2011

    • 著者名/発表者名
      谷本圭志,伊藤祥太,岸野啓一,喜多秀行
    • 雑誌名

      第31回交通工学研究発表会論文報告集

      巻: 31 ページ: 451-456

    • 査読あり
  • [学会発表] 輸送手段の選択を考慮した公共交通サービス供給基準の路線展開手法2011

    • 著者名/発表者名
      谷本圭志,高政和輝
    • 学会等名
      土木計画学研究・講演集,Vol.43
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2011.5.29
  • [学会発表] 公共交通サービスに関する活動別の潜在的利用者数の推計2011

    • 著者名/発表者名
      谷本圭志,谷雅幸
    • 学会等名
      土木計画学研究・講演集,Vol.43
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2011.5.29

URL: 

公開日: 2013-07-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi