研究課題
基盤研究(C)
パイルキャップは袴筋,ベース筋の補強効果は考慮されておらず,パイルキャップ内の補強筋の効果を明らかにすることで,より経済的で施工が容易となる配筋方法を提案できると考え,「かご筋型」という縦筋とせん断補強筋で配筋されたト形部分架構を有する実験を行い,「かご筋型」でも適切な鉄筋を配筋することで耐力上問題ないことを確認したパイルキャップのせん断ひび割れ強度とせん断終局強度は,断面を柱とパイルキャップ,あるいは,柱,杭とパイルキャップの平均として,既往の柱梁接合部の設計式を利用することで推定可能である.パイルキャップのせん断補強筋比を増やすことで最大耐力が大きく増加した.
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コンクリート工学年次論文集
巻: Vol.35,No.2 ページ: 260 -264