研究概要 |
本研究では中国西部の新疆ウイグル自治区トルファン市,甘粛省張掖市粛南ユグル自治県,雲南省臨滄市滄源ワ族自治県と四川省成都市新都区の伝統民居と集合住宅を対象とし,西安建築科技大学と共同で居住環境測定を実施した。住戸の室内外温湿度,PMV値,太陽放射,光,騒音,粉塵量,CO,CO2,真菌と化学物質などの実態を計測すると共に,住民の環境意識を調査し環境実態を把握することができた。 粛南ユグル族自治県での居住環境の実態調査結果に基づき,当地域において今後,家畜産業拡大に伴うバイオマス資源の増加を想定し,新技術を駆使した暖房供給技術の導入により,地域自立循環型の村落づくりを提案した。
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