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2013 年度 実施状況報告書

非専門主体の支援可能性に着眼したALS患者の持続的在宅独居を支える住環境整備手法

研究課題

研究課題/領域番号 23560722
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

阪田 弘一  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (30252597)

研究分担者 森田 孝夫  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (90107350)
高木 真人  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (10314303)
キーワードALS / 住環境 / 非専門 / 在宅
研究概要

今年度の研究計画において、主たる調査・支援対象として予定していた、住環境改修とコミュニケーション用設備制作のワークショップ対象者であった患者数名が病状が思わしくなく、外部者の調査を受け入れることができない状況にあること、さらに、1名が病状悪化のため今年度亡くなるに至ったことから、調査研究内容が計画通りに遂行できなかった。そのため、今年度は具体的な研究実績をあげるには至らず、1年の事業期間延長を前提に、調査計画の見直しと新たな調査対象者を得るための準備に時間を費やした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年・一昨年の実績において、①ALS患者とヘルパーである非専門主体や家族とをつなぐコミュニケーションツール開発に関する知見、②非専門主体がALS患者の在宅介護に従事することを想定した住環境整備に関する知見、については一定の成果を得ることができた。一方で、住空間改善に関わる実践的研究については、想定していた対象患者の容態がそれぞれ思わしくないため本格的に着手できず、実績に結び付けられない状況にある。

今後の研究の推進方策

最終年度は今年度達成できなかった以下の研究計画①および、①の進捗状況が思わしくない場合に備え、新たに②の内容を加えて進める。
①学生および支援者主体による在宅ALS患者の住空間改修とコミュニケーション用設備製作の社会実装ワークショップとその成果検証
②非専門主体による介護を主力とした在宅ALS患者の住環境整備に関わる、制度利用、介護環境、住環境の実態とその変遷課程に関する調査

次年度の研究費の使用計画

研究実績の概要に記した通り、今年度の研究計画において主たる調査・支援対象として予定していた患者数名の病状が思わしくなく、外部者の調査・支援を受け入れることができない状況にあること、さらに、1名が病状悪化のため今年度亡くなるに至ったことから、調査研究内容が計画通りに遂行できなかった。そこで、1年の事業期間延長を前提に、実際の調査資金は次年度へ残し、調査計画の見直しとそのための新たな調査対象者を得る準備に注力したことが理由である。
①学生および支援者主体による在宅ALS患者の住空間改修とコミュニケーション用設備製作のワークショップのための諸費用(関連工具・備品・材料、制作補助者やワークショップ運営補助者への謝金等)。②ワークショップ後の在宅独居患者の住環境実態と新たな要求に関する調査のための諸費用(調査旅費、謝金等)。③非専門主体による介護を主力とした在宅ALS患者の住環境整備に関わる、制度利用、介護環境、住環境の実態とその変遷課程に関する調査のための諸費用(調査旅費、謝金等)。
なお、その他の使用内容として、患者や介護者との信頼関係を築くために必要となる複数回の患者宅への訪問旅費、も使用計画に含める予定である。

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公開日: 2015-05-28  

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