研究課題
本研究は、大学や専門学校等の教育機関でのインターンシップ制度における、生産現場での仕事をそのまま体験できると考えられている教育の状況を確認し、その教育効果をとりまとめたものに基づき、施工管理技術者や上級技能者を育成するための方法を確立し、新しい教育方法に対応した教育内容を構築することが目的である。その研究方法は、教育機関における授業と長期就業型のインターンシップ制度が、一般教養と専門教育に対応づけた生産現場での仕事をそのまま習得できる現場人材教育としての機能を果たしているかどうかを、教育機関へのアンケートおよび企業へのヒアリング調査の結果を踏まえて、新たな教育方法と内容の策定をするものである。最終年度の研究では、平成23-24年度に実施した全国の大学の建築系学科におけるインターンシップの状況に関する各大学へのアンケート調査に基づき、建築施工管理技術者および建築技能者の教育の内容を明らかにし提示した。次に、総合工事業および専門工事業へのインターンシップの状況および就職した卒業生の現在の仕事の内容と状況の把握に関する調査では、各企業または団体におけるインターンシップの受け入れ態勢や受入時の状況等、さらにはインターンシップの実施の有無に対する教育効果の比較と教育方法と内容に関する検討を行った。今年度の研究に関して特筆すべき点は、インターンシップの教育効果と新しい技術技能教育の評価を行い、連携教育の重要性を検証した上で、新しい技術技能教育の方法と内容の構築を行い提示した。
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http://www.iot.ac.jp/cgi-bin/parent/information/detail.cgi?id=354