敷地環境の点群データを活用した3次元設計教育手法の開発として、被験者による設計実験を行い、設計過程における点群データの活用性を分析した。分析対象のデータとして、エスキス毎に作成された設計図書、エスキス毎に記入されたチェックシート、設計完了後の設計作品の評価情報とヒアリング結果の4種類である。結果として主に以下の2点が明らかとなった。 ①高性能なPC環境でなくとも、敷地環境の観察に相応しい密度の点群データを参照しながら設計作業を進めることが可能である ②点群データを活用することで、スケール感の把握や町並み景観との関係理解等、より実態に即した設計案の検討が行いやすくなる
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