本研究課題「森田慶一と増田友也を中心とした京都学派の基礎的研究」の3ヶ年における最終年度の平成25年では、これまでの2年間の成果を踏まえ、さらに究明すべき残された問題を遂行するとともに、本研究の総括として「報告書:全77頁」を作成した。 以下、報告書の目次を示す。 はしがき/第1章 「京都学派の建築論」とは何か/第2章 京都学派の建築論の形成と系譜(1)/第3章 京都学派の建築論の形成と系譜(2)/第4章 森田慶一『建築論』読解への初歩/第5章 増田友也の生涯と思索の道 付論1 京都大学教養部図学教室と建築論/付論2 戦後の福井大学と京都学派の地域的展開/付論3 建築論と建築史の対話の場としての「歴史的環境保存論」 資料 森田慶一・増田友也 著作目録 この研究成果によって、「京都学派の建築論」に関する基礎的研究をまとめることができたと考えている。これを踏まえて今後は、さらなる発展的な考察を進めていきたい。
|