研究概要 |
研究代表者はFLAPW-Fourier法を開発し,フェルミ準位に生成する擬ギャップの成因に預かる格子面群の抽出を可能にしてきた.第1の成果として、RT-, MI-型近似結晶群に対する相安定化機構を解明した.第2に、種々の単位胞サイズの金属間化合物の中でフェルミ準位に擬ギャップを形成している系を選び、その成因をHume-Rothery型相安定化機構で統一的に説明した.第3に、周期律表の周期4, 5, 6に属する遷移金属元素のe/aを信頼度高く決定しし、単位胞サイズ、結合形態、結晶構造などの合金環境効果に関係なくHume-Rothery型相安定化機構が成り立つことを実証した.
|