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2013 年度 実績報告書

反応場ナノ構造制御による連続した超長尺CNTの創成とその機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 23560832
研究機関信州大学

研究代表者

竹内 健司  信州大学, カーボン科学研究所, 准教授 (20504658)

キーワード国際情報交換 アメリカ / カーボンナノチューブ / 成長制御 / 構造解析 / 高導電化
研究概要

本研究は極めて特異なナノ構造や物性を有しているカーボンナノチューブ(CNT)において、新規のCNT生成法によって精緻な反応場ナノ構造制御を行うことで、超長尺CNTの創成とその特性向上を達成することを目的としている。最終年度のH25年度は、当初の目標を達成するために新規の生成手法に加えて従来手法を改良した生成法を検討した。すなわち、炭化水素と鉄触媒を水素ガスによって電気炉内の反応場にスプレー噴霧することで連続的にCNTを生成した。殊に噴霧した原料の液滴サイズ(数um)およびその粒度の均一性を最適に制御し、また投入炭素量(90ul/min)、キャリアガス量(9.5l/min)、反応温度(1300℃)をそれぞれ最適化して精緻に構造制御することで、高品質のCNTを得ることができた。また、CNT単体の直径は1-2nmで制御し、CNTの繊維状集合体(直径0.4mm、長さ10cm)を調製および二次処理として不純物除去(酸処理)を行った。これらにより、CNTにおいて従来から最も困難であったCNTの高導電化(1.3×10-5Ω・cm)を達成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Growth and Structure Control of Carbon Nanotubes Synthesized by Novel CCVD Method2013

    • 著者名/発表者名
      Kenji Takeuchi
    • 学会等名
      5th PCGMR/NCKU Symposium on “ Nano-Technology/-Materials for Energy, Electronics and Others.”
    • 発表場所
      National Cheng Kung University,Tainan
    • 年月日
      20131211-20131213

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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