研究課題
基盤研究(C)
高Crフェライト鋼は長時間域でのクリープ強度低下の因であるMX相の消失とZ相の析出予測のために必要なギブスエネルギを第一原理計算とカルファド法を用いて解析を行った。3a - 2b族の遷移金属元素とNから成る全ての組み合わせについてMX相、Z相の生成エンタルピーの第一原理計算を行った結果、Ta族、Sc族、Ti族のZ相が特に安定であることが明らかになった。これらはMXに代わって強化因子としてZ相を積極的に利用できる可能性を強く示唆するものである。ここで構築したデータベースを用いた計算結果は、既存合金T91における実験結果とよい一致を示した。データベースはウェブサイトを通じて広く公開した。
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日本金属学会誌
巻: 78巻
Calphad-Comput. Coupling Ph. Diagrams Thermochem, Reviewed
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http://www.nims.go.jp/cmsc/pst/database/periodic.htm
http://www.nims.go.jp/cmsc/pst/database/OpenCalphad/opencalphad.htm