研究課題
基盤研究(C)
強冷間圧延したニッケルアルミナイド単結晶では、熱処理の過程で結晶方位(結晶の向き)が一時的に分散化するものの、最終的には元に戻る興味深い現象(集合組織記憶効果)が現れる。しかし、ニッケルアルミナイドニッケルi固溶体に整合析出した複相合金ではこの現象は起こらない。本研究では、複相合金に加え、ニッケル固溶体でも集合組織記憶効果が発現しないことを突き止めた。さらに電子顕微鏡を用いた詳細な解析から、集合組織記憶効果が発現するために、圧延変形で歪みが十分蓄積されること、粒界の移動を邪魔する異相界面等の障害がないことが必要であることを明らかにした。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 4件) 備考 (2件)
Materials Science Forum
巻: Vol. 783-786 ページ: 1111–1116
Advanced Materials Research
巻: Vol. 306-307 ページ: 130–133
10.4028/www.scientific.net/AMR.306-307.130
巻: Vol. 306-307 ページ: 116–119
10.4028/www.scientific.net/AMR.306-307.116