SiC製DPFからPGMを回収する目的で、Cu2O系、Al2O3-CaO-SiO2系フラックスとSiC製DPF粉末を加熱し、スラグにすることが可能か調べた。さらにAl2O3-CaO-SiO2系スラグと溶銅間のPGMの分配比、FeOx-SiO系スラグへの 白金の溶解度の測定を試みた。Cu2O系スラグとAl2O3-CaO-SiO2系スラグを用いてSiC製DPFをスラグにすることも可能である。Al2O3-CaO-SiO2系スラグと溶銅間の白金、ロジウム、パラジウムの分配比は、低酸素分圧で0.0004程度の値を示す。FeOx-SiO2系スラグの白金溶解度はスラグ中の酸化銅の活量の増加に伴い大きなる。
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