軽量アブレータの開発と性能予測と行った.初めに搭載する対象としてHayabusaの再突入カプセルを仮定し,実際の再突入時を数値的に再現することを行った.また,軽量アブレータを自ら作成し,基材の特性や軽量アブレータならではの特性をアーク加熱風洞による実験により確認し,風洞試験を数値計算で再現することにより,風洞実験における軽量アブレータ周りの流れ場を軽量アブレータ内部の物理現象を含めた解析を行えるようにした.これをベースにした上で軽量アブレータ搭載型Hayabusaカプセルを仮定し,実際に帰還可能であることを計算によって確認したとともに,軽量アブレータの弱点も把握した.
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