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2011 年度 実施状況報告書

音響トモグラフィーを用いた離岸流観測システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 23560972
研究機関神戸大学

研究代表者

石田 廣史  神戸大学, 海事科学研究科(研究院), 教授 (60031473)

研究分担者 出口 一郎  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00029323)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード音響トモグラフィー / 離岸流 / 計測装置 / 開発研究
研究概要

音響トモグラフィーを用いた実海域における離岸流計測装置開発のため、2周波魚探装置を購入し、実海域実験用に出力信号並びに受信信号取り出しのための改良工事(コード改修工事を含む)を行なった。改良した離岸流計測装置を用いて基礎水槽実験を実施し、計測装置の稼働状況と出力及び受信信号の確認実験を行なった。同時に、同装置を用いた実験システムの出力及び受信信号のA/Dサンプリングとデータ記録状況を確認した。また、音響トモグラフィーを用いた解析手法について、解析能力の向上に関する検討を行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画のとおり、研究初年度に計画した離岸流計測装置の基礎的開発部分とシステム全体の構築は、以下のとおりほぼ達成された。1)離岸流検束装置の構築と作動状況の確認。2)装置の出力及び受信信号のADサンプリングと記録状況の確認。3)音響トモグラフィーの解析能力の向上のための解析手法の改善に関する研究。

今後の研究の推進方策

次年度以降、離岸流計測装置の作動状況を実海域において確認し、出力及び受信信号のADサンプリングと記録データに基づいた解析を行い、離岸流計測システムの構築と改善、信号処理方法の改善を行なう。また、音響トモグラフィーの解析手法についても、解析能力の向上のための研究も継続して行なう。観測データを基に離岸流計測装置と全システムの構築と改善、出力及び入力信号の処理と解析方法の改善に関する研究を継続し、離岸流計測システムの完成を目指す。

次年度の研究費の使用計画

23年度で開発した離岸流計測装置を用いた実海域での基礎実験を継続し、それらの観測データや解析結果を踏まえ、離岸流計測装置と全システムの改善を行い、実海域での実験を実施する。実海域での離岸流計測装置の稼働状況の確認と、実験でーらと解析結果に基づき、本装置の出力及び入力信号の処理と解析手法の改善に関する研究を行なう。そのため、実海域での離岸流計測装置を用いた実験ための設置フレームを購入する。また、実海域実験や学会発表のための旅費と登録料等の関係経費を配分する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 離岸流場周辺の波高と水位分布に関する研究2011

    • 著者名/発表者名
      有田守・出口一郎・入江祐介・松本卓郎・杉森貴之
    • 雑誌名

      土木学会論文集B2(海岸工学)

      巻: Vol. 67-No. 2 ページ: I_101 - I_105

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 離岸流の音響計測システム2011

    • 著者名/発表者名
      中埜岩男・石田廣史
    • 雑誌名

      2012年度春季海洋学会要旨集

      巻: 1 ページ: 159

URL: 

公開日: 2013-07-10  

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