• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

音響トモグラフィーを用いた離岸流観測システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 23560972
研究機関大島商船高等専門学校

研究代表者

石田 廣史  大島商船高等専門学校, その他部局等, 校長 (60031473)

研究分担者 出口 一郎  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (00029323)
キーワード音響トモグラフィー / 離岸流 / 計測装置 / 開発研究
研究概要

平成25年度前半では、平成24年度に実施した実海域における離岸流観測データに基づき、主に音響トモグラフィーの解析手法に基づいた信号処理とデータ解析手法について、送受信信号のピーク比較のみならず、信号の立ち上がりについても比較検討し、送受信信号の計測と解析能力について改善した。そして本実海域離岸流計測システムの構築上の問題などを洗い出し、送受信音響トランスジューサーのスパン距離の見直しや、反射体の設置位置などの見直しより、離岸流計測精度と能力が高い、より完成度の高い実海域離岸流計測システムを改善した。
平成25年度後半では、改善した本実海域離岸流計測システムを用いて、平成25年度においても鳥取県富浦海岸にて9月上旬と下旬の2回、合計約10日間の離岸流観測実験を実施した。当初の実海域観測実施計画では、9月上旬に1週間程度連続して離岸流観測を実施する予定であったが、天候悪化のために期間途中で観測を中止し、9月下旬に再度観測計画を立て実施した。それらの観測実験データに基づき、出力並びに受信音響信号のデータ解析(送受信のピーク比較と立ち上がり比較、海底地形や砕波影響によるによる雑音の処理改善など)を行い、離岸流の計測と解析精度の向上を目指して、信号処理と解析手法上の改善と観測システム(計測装置と送受信トランスジューサーや反射体の配置や構成を含む)の改善を行った。そして、実海域における離岸流観測に十分に対応できる、実用的な実海域離岸流観測システムを開発した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Measurement System for Acoustic Monitoring of Rip Current2013

    • 著者名/発表者名
      I. Nakano, H. Ishida and I. Deguchi
    • 雑誌名

      Proceedings of the 8th ACM International Conference on Underwater Networks and Systems

      巻: 1 ページ: pp.5

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi