研究概要 |
近年,漁業者は厳しい経営環境で新船建造の余力がなく,ほとんどの漁船が船齢15年を超え,漁船の高船齢化が進み,その安全性が問題となっている. 本研究では漁船内の機械設備を対象とした高精度かつ実用的な状態監視手法を提案している.提案手法の特長として特定の方向のみに感度が優れたパラボラマイクロホンを遠方に1個設置するのみで複数機械設備の状態監視が可能.さらに得られた信号に対し提案する振動および音響に対する波形分離を適用することで複数存在する機械設備の中から特定の対象設備のみの時系列波形を分離でき高精度な状態監視が可能となっている.提案手法に関わる特許出願2件をおこなっている.
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