次年度の研究費の使用計画 |
乱流を運動論的に取り扱った研究からモデル化した輸送係数の導入を始めることが,本年度の研究目的であった。運動論的解析を行っている研究者との議論を出張をせずに行うことができた。従って当初の予定よりも少ない国内,国際出張の数で,順調に研究成果をあげることができたからである。 研究経費は主に,研究の成果を報告し,共同研究者と議論するための国内,外国旅費に使われる。 線形成長率の波数依存性を調べることが,乱流輸送系数のモデル化には重要である。九大応力研では,乱流計測シミュレータにより 乱流の揺動振幅の波数依存性を調べている。この依存性との相違点を調べることで、乱流輸送の理解に大きく貢献することが期待できる。その議論のための核融合科学研究所と九州大学応用力学研究所との間の出張旅費として使用される。また,新規の研究成果を海外 ,国内の学会で報告するために,旅費として使用される。 研究成果発表資料をまとめるのに必要なソフトウェアやパーソナルコーンピューター用の消耗品(ディスクやプリンタで使う消耗品等 )を購入する予定である。次年度においてその成果を報告し, 他の研究者と議論する出張に研究費を使う。
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