研究課題
基盤研究(C)
加速器駆動未臨界炉(ADS)の時間的挙動を解析するために必要な、多種のアクチニド核種の遅発中性子データの評価研究を行い、次の結果を得た。(1) 核分裂収率を固定して計算した場合、核種による遅発中性子収率の変化は、実験データと同じく指数関数型傾向を示す。(2)遅発中性子放出確率として2種類のデータセットを用いた結果、両者の間には数倍の差異が見られた。(3)遅発中性子収率の値の約90%は主要20先行核で決定されるので、これらのデータの精度の向上が重要である。(4)高エネルギーでは遅発中性子収率は減少する傾向があるが、その減少の程度は、即発中性子数、核分裂生成物中の陽子数の偶奇性に依存する。
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Journal of Nuclear Science and Technology
巻: 51 ページ: 116-126
巻: 50 ページ: 481-492
巻: 49 ページ: 782-792