研究課題
基盤研究(C)
社会性昆虫のコロニーにおける協調と制御の仕組みを包括的に解明することを目的として、ハクウンボクハナフシアブラムシの兵隊階級による齢分業の制御における環境受容や意思決定、記憶・学習などが果たす役割について調べた結果、兵隊の齢分業は末梢レベルの触角の受容能が日齢とともに変化することや、齢分業の可塑性には社会経験にもとづいた中枢レベルの脳における行動閾値の調節が重要であり、PKG pathwayが関与するらしいことなどが明らかになった。
生態・環境