研究課題
基盤研究(C)
夜行性昆虫の嗅感覚器(触角)は長く、しかも自発的に動くため、匂いの空間分布を捉えるのにすぐれた特徴を持つ。我々は細胞内記録・染色法を用いることによって、オスのゴキブリの触角の基部~先端の特定領域の性フェロモン刺激に応じる介在ニューロン9個を形態学的、生理学的に同定することに成功した。各々のニューロンの樹状突起は大糸球体に入力する感覚細胞の触角上の位置に応じて明瞭に組織化されていた。また、これらのニューロンの軸索終末は多種感覚連合中枢であるキノコ体傘部の異なる領域に投射する一方で、前大脳側葉部には収束していた。以上より、キノコ体が匂いの空間構造の把握に重要な役割を果たすことが示唆された。
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