研究課題
基盤研究(C)
約600万年前から400万年前にかけて上・下流側に2つの巨大淡水湖があったとされる最上川水系周辺で、独自の進化を遂げた可能性のある魚類の集団解析を行い、古代湖が進化に及ぼした影響について考察した。調べた7種のうち、2種は固有の新規分類群と見られ、古代湖周辺で分化が進んだことが示唆された。別の3種では、最上川と近隣水系間、最上川の上・下流の集団間で異なる遺伝的構造が認められ、古代湖に流入する異なる河川水系間での地理的隔離の影響が示唆された。他の2種では特徴的な集団構造は認められなかった。比較対象とした相模川水系では、他水系からの移入個体の影響が大き過ぎて、明確な集団解析はできなかった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (12件) 備考 (1件)
Gene
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Molecular Ecology Resources
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http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/632_ja.html