研究概要 |
本研究は、水溶性ビタミンに由来する従来の補酵素と異なり、タンパク質の翻訳後修飾反応により形成されるキノヘムプロテイン・アミン脱水素酵素(QHNDH)の生合成プロセスの解明を目的として以下の研究を実施した。①遺伝子破壊法によりQHNDHの生合成に必須な遺伝子を新たに3個(qhpF, qhpG, qhpR)を同定し、それらの機能を解明した。②QhpEタンパク質を機能解析し、QhpEが非常に奇妙な使い捨て型のタンパク質分解酵素であることを明らかにした。③QhpDタンパク質を無酸素状態で取り扱うことにより大量調製を可能とし、試験管内でチオエーテル架橋の形成反応を再現することに成功した。
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