研究課題
基盤研究(C)
蛋白質の活性調節機構は、ヘモグロビン(Hb)の事例を下敷きにして、T (tense)状態からR (relaxed) 状態への2状態転移で説明されてきた。しかし、肝心のHbでは2状態モデル的な理解が定量的に成功していないのが実状である。本研究では、Hbの4次構造変化を許容する過去に例のない結晶を作製し、9個の異なる4次構造とその酸素親和性を同一結晶型中で決定した。今回の結果は、Hbのアロステリック平衡が、今まで知られていなかったTとRの中間的な状態を含む多状態系からなることを強く示唆している。
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