研究課題
基盤研究(C)
一般的に、一つのタンパク質コード領域(シストロン)の翻訳は一つの翻訳開始機構によって進み下流側シストロンの翻訳は上流に比べ極めて低い。タバコ葉緑体のndhC/ndhK mRNAでは両シストロンの翻訳が同等であることから、『1シストロン2翻訳開始機構』という新仮説を立てた。本研究では、通常の翻訳共役機構とは別の第二の分子機構について、(1)上流シストロン中央部に存在するndhCと同枠の上流から2番目のAUGがリボソームの入り口であり、(2)このリボソームは翻訳しながら進み下流シストロンの翻訳再開始に利用され、(3)翻訳再開始に葉緑体固有のトランス因子は必要ではないこと、を明らかにした。
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Proc. Natl. Acad. Sci. USA
巻: 110(14) ページ: 5701-5706
10.1073/pnas.1219914110
http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~yyuk/