研究課題
基盤研究(C)
ヘム分解酵素であるヘムオキシゲナーゼー1(HO-1)は、熱ショックタンパク質32としても知られているが、温熱刺激によるHO-1の誘導合成は、種や細胞株、培養条件により異なる。本研究では、熱ショック転写因子(HSF1)によるHO-1の発現制御を明らかにするため解析を行った。その結果、通常温度では、HSF1は、ヘムによるHO-1の誘導を抑制するが、温熱刺激後は、ヘムによるHO-1の誘導を促進した。HSF1は熱ストレスに対して熱ショックタンパク質(Hsps)を誘導するとともに、様々なストレス条件下でHO-1の発現を厳密に制御することによって細胞保護に働いていることが明らかとなった。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (19件)
Pharmacology
巻: 91(1-2) ページ: 104-111
10.1159/000345930
FEBS Lett
巻: 587(21) ページ: 3541-3547
10.1016/j.febslet.2013.09.012
J. Yasuda Women's Univer sity
巻: 40 ページ: 383-388
Mol Biol Cell
巻: 22(19) ページ: 3571-83
10.1091/mbc.E11-04-0330