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2011 年度 実施状況報告書

生殖腺特異的microRNAの機能解析と分子ネットワークの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23570265
研究機関独立行政法人国立成育医療研究センター

研究代表者

高田 修治  独立行政法人国立成育医療研究センター, 研究所 システム発生・再生医学研究部, 部長 (20382856)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードmicroRNA / セルトリ細胞 / フォリキュラー細胞 / 性分化
研究概要

microRNA-202の発現細胞を同定するため、section in situ hybridizationによる解析を行った。その結果、成獣の生殖腺ではセルトリ細胞、フォリキュラー細胞で発現していた。性分化初期の胎児期ではプレ-セルトリ細胞、プレ-フォリキュラー細胞に発現していることが考えられる結果を得た。microRNA-202の標的mRNAを同定するため、レポーター遺伝子の3’UTR部分にcDNAライブラリーを挿入した新規ライブラリー約5000クローンをmicroRNA発現ベクターと共にそれぞれトランスフェクションし、ルシフェラーゼアッセイにより検討した。その結果ファーストスクリーニングとしてZNF76やMLF2など66のmRNAが標的候補として上がっており、24年度にはセカンドスクリーニングを実施し標的mRNAを確定する。microRNA-202の機能を解析するためノックアウトマウスの作製とトランスジェニックマウスの作製を行った。ノックアウトマウスは現在まだ得られていないが、24年度も継続する計画である。トランスジェニックマウスの作製にはセルトリ細胞、フォリキュラー細胞特異的発現プロモーターが必要であるが、現在適当なプロモーターは見つかっていない。そのため、microRNA-202遺伝子を含むBacterial artificial chromosome (BAC)を用いることによりトランスジェニックマウスの作製を行った。現在まだ1系統しか取れていないが、24年度もトランスジェニックマウスの作製を引き続き行い、複数の系統を得ることにより表現型を解析する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度に得る予定であったKOマウスが想定外にまだ得られておらず、24年度も引き続き作製する。トランスジェニックマウスの作製に関しては計画通りで、引き続き解析を進める。発現細胞の同定も順調に進んでいる。転写調節に関しては遺伝子改変マウスの作製に時間がかかったため、ほとんど進められなかった。

今後の研究の推進方策

23年度に計画していた実験で終了できなかった部分を進め、24年度の計画は計画書に従い行う予定である。できるだけ早期に遺伝子改変マウスの作製を終了させ、遅れを取り戻す予定である。

次年度の研究費の使用計画

当初の計画通りに研究費を使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] microRNA-202は生殖腺特異的に生殖腺分化初期から発現する2011

    • 著者名/発表者名
      高田修治, 他5名
    • 学会等名
      第34回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      2011年12月13日

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公開日: 2013-07-10  

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