研究課題
基盤研究(C)
マカクの脳内では、老化にともなって炎症反応、免疫反応に関わる遺伝子群の発現は増加し、ミトコンドリア機能やシナプス伝達に関わる遺伝子群の発現は低下していた。ヒトでは老化によってミトコンドリア機能の強化、再髄鞘化を示唆する遺伝子発現増加があり、マカクではミトコンドリア機能の低下、脱髄を示唆する遺伝子発現減少が見られた。新皮質は、海馬と共通する遺伝子発現以外に、新皮質固有の遺伝子発現を付加していることが明らかになった。髄鞘化の過程で増加または減少するような発現変動をする転写因子遺伝子は存在しなかった。髄鞘化の程度に関わる転写因子はエストロゲンによって調節を受けるパスウェイに属するものが多かった。
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