研究課題/領域番号 |
23570284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 日本大学 (2012-2014) 愛知学院大学 (2011) |
研究代表者 |
近藤 信太郎 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (60186848)
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研究分担者 |
内藤 宗孝 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (20167539)
松野 昌展 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (10297848)
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連携研究者 |
高井 正成 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (90252535)
五十嵐 由里子 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (60277473)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | 下顎骨の外側面 / 非ヒト霊長類 / コンピュータ断層撮影法 / 下顎隆起 / 下顎窩 / 緻密骨 / 頬袋 / 下顎骨の力線 |
研究成果の概要 |
下顎骨の外側面に見られる隆起の形態的特徴と機能を明らかにするために非ヒト霊長類778個体を観察した。比較検討のために下顎骨外側面に見られる窩を同時に観察した。マカク属,サバンナモンキー属,マンガベイ属では隆起と窩の両方が見られた。隆起は緻密骨から成り,ヒトの下顎隆起に類似していた。発達の良い隆起は頬袋の入り口に近接していた。深く大きい窩はヒヒ属,ゲラダヒヒ属,マンドリル属の全個体に見られた。窩は第一大臼歯部が最も深く,この部位では骨質が薄くなっていた。隆起より前方に位置した。 隆起と窩は下顎骨を補強する,あるいは負荷の軽減の機能をもち,咀嚼に対する適応的な形態と考えられる。
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自由記述の分野 |
生物学
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