シロイヌナズナのイネいもち病菌に対する非宿主抵抗性は、細胞死を伴わないで侵入を阻止する侵入抵抗性と、細胞死を伴い侵入菌糸の伸展を阻止する伸展抵抗性の2つに分けられる。本研究では、侵入抵抗性を制御する因子として、MPK6を新たに同定した。また、伸展抵抗性を制御する因子として、AGB1、PMR5、MLO2、MPK6、および AtRbohFを新たに同定した。さらに、イネいもち病菌の感染を促進するイネPi21は、pen2 NahG pmr5 mlo2 変異体において、イネいもち病菌の被侵入表皮細胞から隣接葉肉細胞への伸展を促進することを見出した。
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