研究課題
基盤研究(C)
蛹体色に影響を示すホルモン因子であるオレンジ色蛹誘導化因子の精製を試みた。C18-HPLCにより単一ピークの活性画分を得たが、極微量であったためアミノ酸配列解析に至らなかったが、精製ステップはほぼ確定できたと考えられる。他種チョウ類の蛹体色調節機構について、4種のチョウについて検討した。キアゲハ幼虫の脳神経系には蛹体色を変化させる因子が2種類存在することが示唆された。ジャコウアゲハの休眠蛹体色は、温度と湿度が重要な環境要因であり、キタテハの蛹体色は、温度が主要因であるが光周期も影響することが分かった。カラスアゲハの緑色型蛹は、主として食草の匂いと高湿度によって誘導されていることが判明した。
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Information
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