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2014 年度 研究成果報告書

アブラムシによる寄主植物の栄養条件改善機構の解明:アミノ酸の選択的蓄積

研究課題

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研究課題/領域番号 23580074
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用昆虫学
研究機関高知大学

研究代表者

手林 慎一  高知大学, 自然科学系, 准教授 (70325405)

研究分担者 間世田 英明  徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (10372343)
及川 彰  山形大学, 農学部, 准教授 (50442934)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワードaphid / rice / amino acid / tryptophan / serotonin / Rhopalosiphum / rufiabdominale
研究成果の概要

アブラムシがイネ根に寄生すると植物体中に特定のアミノ酸が選択的に蓄積されることから、この蓄積機構の分子レベルでの解明を目指した。その結果、アブラムシがイネ幼根に寄生するとイネ中のアミノ酸の代謝および生合成に関連する遺伝子の20-30%で転写量が有意に変動した。植物全体では遺伝子発現量はほぼ一定であるものの、各アミノ酸の生合成―代謝においては、主経路の転換やフラックス・バランスの変動が生じていることが判明した。これらのことから、アブラムシはイネの遺伝子発現を調節することにより、アミノ酸の選択的蓄積を引き起こし、自身の生存により適した栄養状態を作り出している可能性を明らかにした。

自由記述の分野

植物保護

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公開日: 2016-06-03  

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