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2013 年度 研究成果報告書

植物の分泌物質がヒメハナカメムシ類の繁殖や生存に及ぼす効果

研究課題

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研究課題/領域番号 23580078
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用昆虫学
研究機関宮崎大学

研究代表者

大野 和朗  宮崎大学, 農学部, 准教授 (10203879)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードIPM / 保全的生物的防除 / 環境保全型農業 / 捕食性天敵 / 天敵温存植物 / 露地ナス / 減農薬農業
研究概要

農薬に高度の抵抗性を発達させたアザミウマ類の捕食性天敵であるヒメハナカメムシ類の生存や繁殖にオクラの分泌物である真珠体が重要な働きをすること、露地ナス圃場にオクラを植栽することで、ヒメハナカメムシ類等の天敵ほ働きが安定することを、世界で初めて明らかにした。室内実験により、真珠体そのものは動物質餌と同等の効果はないが、補助的な餌として、動物質餌が少ないとき、天敵の幼虫の体サイズが小さく、餌を捕獲できないときに、天敵の生存を高め、結果的に天敵個体群の持続性の向上につながると考えられた。圃場調査から、ナス上で餌昆虫(アザミウマ)がいなくなっても、ヒメハナカメムシ類の発生は続くことが明らかになった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2014 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 天敵の力をもっと引き出す天敵温存植物2014

    • 著者名/発表者名
      大野和朗
    • 雑誌名

      現代農業

      巻: 93 ページ: 294-299

  • [学会発表] 露地ナスでの総合的害虫管理:天敵保護と強化2014

    • 著者名/発表者名
      小森大介・大野和朗・西本健・北原結花・松原成隆・宮田菜津美・平岡由梨佳
    • 学会等名
      露地ナスでの総合的害虫管理:天敵保護と強化
    • 年月日
      20140200
  • [学会発表] オクラを利用した露地ナスでの保全的生物的防除2012

    • 著者名/発表者名
      林知毅・大野和朗
    • 学会等名
      第22回天敵利用研究会倉敷大会
    • 年月日
      20121200
  • [学会発表] 地域に生息する天敵の利用~環境と人に優しい農業の展開

    • 著者名/発表者名
      大野和朗
    • 学会等名
      第58回日本応用動物昆虫学会大会
    • 発表場所
      (公開シンポジウム)
  • [学会発表] Conservation biological control based IPM : Implementation in open eggplant fields

    • 著者名/発表者名
      Ohno K
    • 学会等名
      5^<th> International symposium for the development of Integrated pest management for sustainable agriculture in Asia and Africa
    • 発表場所
      Kota Kinabalu, Malaysia
  • [備考]

    • URL

      http://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/ohnok/

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公開日: 2015-07-16  

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