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2012 年度 実施状況報告書

昆虫の過変態を支配する遺伝子と内分泌機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23580080
研究機関南九州大学

研究代表者

新谷 喜紀  南九州大学, 環境園芸学部, 准教授 (50389574)

キーワードEpicauta gorhami / hypermetamorphosis / phenotypic plasticity / pseudopupa / diapause / photoperiodism / RNA
研究概要

過変態昆虫(ツチハンミョウ科)における行動や発育には、他昆虫にはない調節が存在していると考えられる。擬蛹化と蛹化を調節する機構については、同一温度の下で飼育下で人工的に調節可能なため、発現遺伝子を比較することによる遺伝子レベルでの解析が可能である。本年は、中枢神経やアラタ体などでの発現遺伝子から、擬蛹化にのカスケードの上流で関与している遺伝子を調べようとしたが、これらの器官が解析に必要な数だけ集められなかった。また、他昆虫でも幼虫から蛹への変態における転写因子と考えられているbroad遺伝子のクローニングや発現量の発育に伴う変化の解析を試み、この変態における特徴的な遺伝子の特定を試みた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

発現遺伝子の解析が進んでいない。擬蛹化に特徴的な遺伝子(特に上流部)を得るためには、脳やアラタ体などの神経やそれと直結した内分泌器官で発現している調べなければならないが、これらの器官を発現解析に必要な分量だけ集めるのに時間がかかっている。

今後の研究の推進方策

早急に脳やアラタ体を遺伝子の発現解析に必要な分量を集める。また、変態を誘導する遺伝子の一つであるbroadについて、クローニングを行い、発現解析を行う。

次年度の研究費の使用計画

学会出張費等旅費 約200,000円
人件費 約700,000円
網羅的遺伝子発現解析 約1,000,000円
試薬類 約400,000円
機器類 約400,000円

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] マメハンミョウの早熟変態個体は繁殖できるのか2012

    • 著者名/発表者名
      寺尾美里・新谷喜紀
    • 学会等名
      日本昆虫学会
    • 発表場所
      町田
    • 年月日
      20120915-20120917
  • [学会発表] Effects of temperature and photoperiod on hypermetamorphosis in the been blister beetle, Epicauta gorhami2012

    • 著者名/発表者名
      Shintani, Y., Terao, M. and Hirose, Y.
    • 学会等名
      International Congress of Entomology
    • 発表場所
      Daegu
    • 年月日
      20120819-20120824

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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