研究課題/領域番号 |
23580080
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研究機関 | 南九州大学 |
研究代表者 |
新谷 喜紀 南九州大学, 環境園芸学部, 准教授 (50389574)
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キーワード | 過変態 / マメハンミョウ / 遺伝子発現 / 擬蛹 |
研究概要 |
昆虫の中で特殊な発育過程を経る過変態昆虫のマメハンミョウについて、その発育を制御している遺伝子の探索を行った。本種の幼虫は、低温・短日条件下では4齢から「擬蛹」という特異な形態をした5齢となり休眠する。一方、高温長日条件下では、4齢から直接蛹化する。この両タイプの発育間で、発現に差異のある遺伝子を見つけ、これを擬蛹化に関連した遺伝子の候補とすることとした。マメハンミョウの幼虫や擬蛹、蛹を用いてRNA-seq解析を行い、種々の発現遺伝子の配列データを得ることができた。その中にモデル昆虫で知られている変態を制御している遺伝子のホモログと考えられる配列が含まれていた。これらは、Broad、Met、Kr-hl1などである。この配列を基にプライマーを作成して、PCRで増幅してバンドの確認ができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
RNA抽出用のサンプルの調整に手間取り、遺伝子の解析が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
候補遺伝子について、発育に伴う遺伝子発現パターンを調べるとともに、RNAiを行って遺伝子の機能を明らかにする。
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次年度の研究費の使用計画 |
過変態を制御している候補遺伝子について、発現パターンや機能を調べるに至らなかったため、試薬代分が未支出となった。 過変態を制御している候補遺伝子について、発現パターンや機能を調べるための試薬代として使用する予定である。
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