研究課題
基盤研究(C)
動物細胞周期進行の中心制御因子の一つサイクリンA(CycA)-CDKの活性亢進は、複製開始因子Mcm7との相互作用を介したDNA複製期(S期)への移行促進や、中心体過剰複製・染色体倍数化を誘導し、染色体恒常性の破綻やがん化の促進に寄与すると考えられる。本研究でこれらの分子機構および関連性について解析した結果、(1) CycAとMcm7がヒト染色体の複製開始領域に共結合すること、(2) CycA-CDKの活性亢進は、既知の中心体複製・染色体分配制御因子Mps1を介さない未知の経路により染色体倍数化を誘導すること、(3) CycAのS期移行促進機能は染色体倍数化に関与しないことが明らかとなった。
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生体の科学
巻: 64巻 ページ: 284−291
http://ej.islib.jp/ejournal/2425101455.html