研究課題
基盤研究(C)
細胞透過性ペプチドはタンパク質などの親水性分子を細胞内へ直接導入することができる性質をもつ。オリゴアルギニンはその一つであるが、これまでの研究により植物細胞に対しては細胞壁への顕著な吸着が観察され、透過性もやや低い問題があった。そこで本研究では、オリゴアルギニンとは異なる透過性機構をもつと考えられているpVECに注目し、その透過性ならびに細胞壁への吸着を定量的に評価した。その結果、pVECはオリゴアルギニンに比べて透過性が高く、かつ細胞壁への吸着も軽度であることが分かった。このことから、pVECは植物細胞内での病原体認識機構の解明のためのツールとして有用であることが示された。
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ChemBioChem
巻: 12 ページ: 1323-9