研究課題
基盤研究(C)
本研究では、トコトリエノール(T3)のパーキンソン病(PD)モデル細胞およびPDモデルマウスに対する保護効果とその作用機序を検討した。PDモデル細胞では各T3同族体が細胞保護効果を示した。T3の細胞保護機序として、PI3K/Akt経路の活性化が認められた。さらに、上流分子としてエストロゲン受容体β(ERβ)を同定し、T3のERβへの結合を確認した。また、PDモデルマウスを用いてT3がPD関連症状を軽減することを明らかにした。以上の結果から、T3はPDモデル細胞およびPDモデルマウスにおいてERβ/PI3K/Aktシグナル伝達経路を介した細胞保護機能を有していると考えられた。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件)
PLOS ONE
巻: Vol.8 ページ: e55068
10.1371/journal.pone.0055068
J. Clin. Biochem. Nutr
巻: Vol.51 ページ: 122-127
10.3164/jcbn.D-11-00030
BBA
巻: (in press)