研究課題
基盤研究(C)
極長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸、海藻由来複合脂質、植物由来抽出物等を用い、In vitroおよびin vivo実験系によるメタボリックシンドローム疾患遺伝子の検索を病態発症の危険因子及び抑制因子の両方向から行った。その結果、脂肪組織から分泌される炎症性のMCP-1発現上昇と抗炎症性のアディポネクチン発現低下が非アルコール性脂肪性肝障害やインスリン抵抗性の惹起と深く関わっていることが明らかとなった。さらに本研究により、アディポサイトカインプロファイルの改善を制御できる食品成分が存在し、食環境によるメタボリックシンドローム発症の予防・改善が期待できる事が示された。
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