研究課題/領域番号 |
23580196
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
松英 恵吾 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (20323321)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 航空機LiDAR / 森林モニタリング / 森林管理 / 森林計測 / 森林計画 / 森林評価 |
研究概要 |
航空機LiDAR データによる樹木情報の計測手法と樹冠形状モデルを核とした単木単位での空間配置を考慮した成長予測モデルを組み合わせることで、広域を対象に詳細な単木情報を取得し成長予測までを行う総合的な森林資源管理システムを開発することを目的に研究を実施した。 本年度は研究対象地である宇都宮大学農学部附属演習林内の固定試験地15カ所、計1.62haについて毎木調査を実施した。その結果、総計1,703本について地上調査による測定結果を得た。地上調査については年度計画の予定どおり進捗した。一方、航空機によるLiDARデータについては対象区について計測を実施する予定であったが、東日本大震災の復興事業の影響で計測用の航空機の確保が困難を極め計測スケジュールが大幅に遅延したため年度内に計測は終了したものの、計測データの処理作業が間に合わず新規のLiDAR計測データを年度内に入手することができなかった。そのため、既存の過去に計測されたデータを用いて、LiDAR データからのパラメータ抽出アルゴリズムの検討を行い、オリジナルの点群データとDCHMデータを併用するによりパラメータ抽出する手法を試行することができた。ただし、今回得られた地上調査と計測時期に差があるため予定していた詳細な精度検証を行うことができなかった。次年度以降に新規計測データが取得でき次第、早急に検証作業を実施し本来の研究計画通りの進捗とする必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成23年3月の東日本大震災の影響により、復興事業用の航空機モニタリングが優先されたため、計測用の航空機の確保が困難を極め計測スケジュールが大幅に遅延したため年度内に計測は終了したものの、計測データの処理作業が間に合わず新規のLiDAR計測データを年度内に入手することができなかった。そのために予定していた解析作業、精度検証作業が十分に実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
本年度実施する予定であったLiDAR データからのパラメータ抽出に関する解析作業、単木毎の情報抽出精度検証作業を、次年度、LiDAR計測データが入手でき次第早急に実施し、その成果を基に成長量予測モデルの構築、それを利用した成長シミュレーションを予定通り次年度内に実施し、最終年の森林資源管理システムの開発まで研究を遂行する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成23年3月の東日本大震災の影響により、復興事業用の航空機モニタリングが優先されたため、計測用の航空機の確保が困難を極め計測スケジュールが大幅に遅延したため年度内に計測は終了したものの、計測データの処理作業が間に合わず新規のLiDAR計測データを年度内に入手することができなかった。本年度使用予定であったLiDAR計測データの購入費を次年度に繰越し使用する予定である。また、解析に必要なソフトウェアや記録メディア等の消耗品費にも使用する予定である。さらに、追加の地上調査に必要な旅費・謝金にも使用する。
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