針葉樹は、低温などの厳しい気象条件に見舞われる北半球高緯度地方にも生育することができる。針葉樹(裸子植物)は、被子植物よりも環境条件に対する耐性が高いのかも知れない。本研究では、裸子植物および被子植物を含む計101種類の植物を用いて、光合成の制御機構を調べた。その結果、裸子植物は葉緑体チラコイドにおける酸素への電子伝達-メーラー反応-の能力が被子植物よりも高いことが分かった。メーラー反応は裸子植物において、太陽光が植物にとって過剰になるようなとき、光合成電子伝達鎖の還元レベルを低減する役割を担うと考えられた。
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