研究概要 |
生活環境中で問題になる環境汚染物質の除去対策として、樹木精油を空気中に放散する方法を検討した。精油には環境汚染物質の除去機能があり、特に二酸化窒素を極めて効果的に除去する精油成分としてトドマツ葉油等が見いだされ、さらには除去活性に関与する構成成分としてミルセン、フェランドレンなどが見いだされた。その除去機構は、反応後瞬時の内に粒径800nm以上の粒子状物質を生成し除去する機構であることを走査型プローブ顕微境(SPM), パーティクルカウンター(PC), エアロゾル質量分析装置(AMS)やプロトン移動反応質量分析装置(PTR-MS)を駆使して解明した。
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