研究課題
基盤研究(C)
二枚貝は、常に殻内を水中細菌に曝露されているものの、他の魚介類と比較して細菌感染症が極めて少ないという特徴がある。外套器官を構成する外套膜、鰓、唇弁は常に水中の微生物や有機物と接触しており、これらの器官は魚類や甲殻類における体表面や鰓に相当する位置にある。魚類では、体表面に分泌される粘液がサーフェスバリアとして細菌感染の防御に重要である。申請者は、二枚貝でも同様のメカニズムで細菌防除をしていると考え、外套膜表面から採取した粘液の抗菌活性と貝殻の中に直接細菌を接種して、抗菌活性を調べることにより、二枚貝全般に普遍的に存在するシステムとしてのサーフェスバリアの仕組みや意義を解明した。
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