研究課題
基盤研究(C)
水産食品でのリステリア制御へのバクテリオシン利用時に問題となる耐性獲得リステリアの性質とバクテリオシンによるリステリア制御に関する研究を行った。リステリアにおけるナイシン耐性は、ナイシンと菌体間の親和性低下が主な要因であること、また細胞膜に存在するタンパク質および細胞壁ペプチドグリカン構造の変化も関与していることが推察された。水産食品におけるリステリアの制御法では、ナイシンとペクチン分解物製剤の併用によって優れた発育抑制のできることが明らかとなった。
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日本食品科学工学会誌
巻: 61 ページ: 70-76