本研究は、温暖化条件におけるレタスの異常発育防止の省エネルギー光新技術に関する基礎的知見を得るため、環境要因とレタスの茎伸長および花序形成との関係を究明した。レタス品種‘マノア’および‘極早生シスコ’を供試した。昼夜30℃の制御温室(太陽光)で日没から1時間,遠赤色LED,赤色光LEDで補光した(End-of-day電照処理)。処理60日後では遠赤色光区の茎は有意に伸長が促進された。赤色光区の花芽発達は抑制される傾向がみられた。長日期での遠赤色光処理では着果節位が低下した。 高温期のレタス栽培において,LEDによるEnd-of-day電照処理は茎伸長と花芽形成を調節する可能性が示唆された。
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