黒毛和種成雌牛を用いて、人接近試験、新奇物試験、採餌と社会性のトレードオフ試験、隔離・拘束試験、草地間移動試験、迷路試験、餌探索試験を実施し、ウシの個性評価における人接近試験、トレードオフ試験、隔離・拘束試験、草地間移動試験、迷路試験の有用性を示した。また、新奇物試験を標準化するための方法(新奇物の提示法と測定する行動)に関する知見を得た。さらに、移動時にリーダーシップを有する個体の導入が牛群による草地利用の空間的均等化を促進すること、ウシの関連付けは1日で確立され、少なくとも約1年間維持されることを示した。
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