成長ホルモン受容体(GHR)欠損型矮性品種(矮性鶏)は低体重、短足で、インスリン抵抗性、免疫機能の低下、腹腔内脂肪の過剰蓄積等がみられる。本申請では、性成熟遅延メカニズムの解明を試みる。成長ホルモンが未成熟期、精細管発達遅延を引き起こすことを明らかとした。精細管の発達と精巣GHR 発現に逆相関し、GHR mRNAが8週齢精巣、特に間質で発現が高いことを示した。マイクロアレーやサブトラクション法、TOF-MASを用いGHR下流に存在する候補遺伝子をいくつか同定した。定量的発現解析を行い、新さらに培養実験やその他in vitroアッセイを行い、GHR依存的な発現であることを証明しつつある。
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