研究課題
基盤研究(C)
旋毛虫感染は自己免疫性疾患の発症を強力に抑制する。今回は旋毛虫が特異的に分泌する分子量53kDaのタンパク質の免疫抑制機構の解析と53kDaタンパク質の立体構造解析を行った。その結果、53kDaタンパク質はマクロファージに作用して炎症の活性化をおさえ、IL-6とIL-17の増幅ループを制御して免疫抑制に関与していることが明らかとなった。また、53kDaタンパク質の構造解析においては、高純度の精製法を確立し、また正確な高次構造を有する可能性が高い組換えタンパク質を得る発現系を構築した。しかし、X線結晶構造解析のために結晶化に最適な条件の検討を試みたが、結晶化は認められなかった。
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