研究課題
基盤研究(C)
聴覚受容器「蝸牛」は、ヒトにおいては他者との協調関係を築くのに、動物においては 外敵から身を守るとともに捕食のためにも重要な器官であり、グルタミン酸がシグナル伝達において主要な働きをしている。本研究では蝸牛におけるグルタミン酸関連分子ならびに神経栄養因子の挙動について、形態学的に解明することを目的とした。結果、有毛細胞が再生することができる鳥類の蝸牛における、グルタミン酸をシナプス小胞へと詰め込む小胞性グルタミン酸トランスポーターの発現性ならびにその局在、グルタミン酸の受け手であるグルタミン酸レセプターの発現性ならびにその局在、哺乳類の蝸牛におけるプロサポシンの挙動について明らかになった。
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Cell Tissue Res
巻: 356 ページ: 231-242
Acta Otolaryngol
巻: 133 ページ: 462-468